畑通信*バラの季節2
先週に続き、バラのこと。
園芸用のバラはちょっとずつ終わりに向かっていますが、野バラはこれからだんだん咲いてきそうですね。
アパートの大家さんのバラ、聞いてみたら一つは野バラだそうです。
大家さんのバラ
名前はまだ分からない。
ミツバチも来てたよ~って、教えてもらいました。
ぱっと開いてとまりやすくて、花も大きくて、ミツバチの好きそうな感じ!
サクラの花を大きくしたような形と花びらの質感、とってもかわいい~~~(*^^*)
花の後は野イチゴもなるそうです。
山に野バラ探しに行かないとね~!
さて、前回の記事の「島バラ」またの名を「コウシンバラ」の、コウシン(庚辰)とはなにか?
コウシンバラ
庚辰は、かのえ・たつ
時々カレンダーに書いてあることがありますよね。
実家のカレンダーにも「ひのととり」とか「かのえうま」とか書いてあって、なんのこっちゃだったんですが。。。
十二支(子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥)
十干(甲乙丙丁戊己庚辛壬癸)
十二支と十干を組み合わせて暦を数えるんですが、60日で一回りします。
するらしい。算数苦手なのでピンときませんが。
それで、コウシンバラの由来は、「庚辰の日ごと(60日ごと。2ヶ月に一回。)に花が咲く。何度もよく咲くバラだね~」ということなんですって。
もともと、ヨーロッパで育てられていたバラは春に1回か、春と秋の2回しか花が咲かないので、コウシンバラの性質はとても貴重です。(コウシンバラは中国が原産)
この性質を取り入れて、現在栽培されている年中咲くバラ(四季咲きといいます)のバラの親となった、重要な原種の一つといわれています。
ちなみに、“甲乙丙丁戊己庚辛壬癸”の、子丑寅「ね・うし・とら…」的な読み方は、
「こう・おつ・へい・てい・ぼ・き・こう・しん・じん・き」
甲、乙、丙って契約書でよく見るね笑
“甲子園”とか、“戊辰戦争”“辛亥革命”とかは、その年の十二支十干から付けられてます。
十二支と並べて読むときは、
「きのえ・きのと・ひのえ・ひのと・つちのえ・つちのと・かのえ・かのと・みずのえ・みずのと」
“木火土金(かね)水”に、兄(え“陽”)と弟(と“陰”)がくっついています。
私の手帳のカレンダーには十二支しか載っていなかったんだけど、十干も付いたカレンダーが欲しくなったバラの季節でした。