アメナルミチ便り

沖縄県北中城 すべての存在がありのまま心地いいを暮らし「に」繋ぎ、暮らし「で」繋ぐ   実践と発信のコミュニティー

畑通信*手仕事と畑

園芸担当ともこです。

“園芸担当”と名乗りつつ、私は手仕事も好きだし、かまどでご飯を炊くのも好きです。

こんどの味噌つくりもとても楽しみで、沖縄在来のソラマメで仕込んでみたいと思っていたりします。

麦芽で水あめを作ってみるのもやってみたいことのひとつです。

 

いま、アメナルミチでの年間スケジュールを立てているのですが、その中でささやかなきづきがありました。

暮らしの手仕事、例えば、糸紡ぎ・染物・味噌つくり・梅干し作り・・・すべてのものが畑と暦に繋がっていて、切って考えることができないのです。

 

アメナルミチで取れた綿で糸紡ぎのイベントを企画したいと思ったら、綿が収穫できるのが秋からなのでその頃じゃないと開催できません。

綿を収穫するためには当然種蒔きをしなくてはならず、種蒔きの時期までに畑の準備をしておかなくてはなりません。

藍染のための藍や味噌の豆そして発酵、梅干しのための梅・紫蘇・乾燥させること、すべて畑と暦によって成り立つのです。

 

そして、上に挙げた“衣”“食”と同様に、“住”も、もともと畑(“野山”の方が適当かもしれません)や暦と深く関わっていたことでしょう。

 ここで“住”の手仕事がパッと出てこないあたりに、今の生活で受け継げていない先祖伝来の暮らし方があることを知るのです。

(かご編みとか、むしろ作りなどがそれにあたるのかもしれませんね。)

 

さらに思いを馳せるのは、祖先達が畑や野山の“時期”をどのようにして判断していたのか、ということ。

雪国では、「あの山の雪がとけて、山肌が馬の形の模様に見えるようになったら、田んぼの準備を始める時期」というふうに伝承されていたりします。

馬以外にも「ひし形になったら」とか「お爺さん」「蝶」など、土地土地で目安となる山と模様があるようです。

他にもきっと、「あの花が咲いた後には」「この鳥を見るようになったら」「こんな風が吹くときは」「この虫がいるということは…」というように、暦や天気を見て、さまざまな手仕事を得て、暮らしていたのでしょう。

 

それぞれ別々ではなくひとつのものだったという発見。私にとって「そうっだったのか!」と納得するキラキラのひらめきでした。

 

いま、書いていてびっくりしましたが、

“「あの花が咲いた後には」「この鳥を見るようになったら」「こんな風が吹くときは」「この虫がいるということは…」”

これに暦の基準ともなる「月」が加わると、そのまま“花鳥風月”ではないですか。

花鳥風月が手仕事と畑のことだったなんて!

自然を愛でる心が、暮らし方そのものだったということ。

畑をしながら手仕事がいとしいのも、当然というわけです。

 

暮らしを愛でて生きることができるって、とっても幸せですね。

この発見、人生観が変わるひらめきかもしれません。

 

 

 

 

 

 

3月6日(火)

籐でパン皿を編むws

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3月7日(水)

味噌つくり

アメナルミチのお味噌を作ります。WSではありませんが、

作業を体験して、作り方を学ぶことができます。

ぜひともご参加ください。

場所代500円

 

3月20日(火)

ママ達のアロママッサージの会
お子様を連れてきて、奥の部屋でゆっくりとアロマのマッサージを受けていただけます。
忙しいママ達、自分にも時々ご褒美。

花の星 - 🌼お子さま連れOK!アロママッサージの会🌼... | Facebook

 

3月28日(水)

パーマカルチャー講座

 

3月29日(木)

シンゴlive

詳細は決まり次第upします。

 

 

イベントがあるときでも、火、水、木はアメナルミチに遊びに来て、ゆっくりしていただけます。

お庭つくりをしたり、釜戸でご飯をたいたり、手仕事を体験したり、自然からいただきながら、生きる暮らしをぜひとっも体験しにいらしてください。

 

 みなさまにお会いできることを楽しみにしております。