アメナルミチ便り

沖縄県北中城 すべての存在がありのまま心地いいを暮らし「に」繋ぎ、暮らし「で」繋ぐ   実践と発信のコミュニティー

畑通信*パーマカルチャー連続講座

アメナルミチ園芸担当ともこです。
先日、やんばるシンカヌチャービレッジから講師をお招きしての“パーマカルチャー講座@アメナルミチ”第1回目が開催されました。

「パーマカルチャー」という言葉は、Permanent“永続的な”と、Aguriculture“農”+Culture“文化”を合わせた造語です。

今回、この講座の担当をしています。


【パーマカルチャーは…】
パーマカルチャーって、作物を育てる方法と誤解していたけれど、小屋を建てたりする中で廃材を資材に取り入れる知恵も、場を機能的で使いやすくデザインするコツもパーマカルチャー。

「パーマカルチャーは生き方です」と講師のゆっきーさんはお話しされました。

お話を聞きながら、私は「パーマカルチャーは暮らしだ」と解釈しました。
「生き方」と「暮らし」
言葉のニュアンスでいうと、「暮らし」には、“哲学”“信念”のような要素が薄いような感じがします。
薄いと感じた部分についての理解は、きっと講座が進むにつれて深まってくるのではないでしょうか。

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【シェアする】
そしてもう一つ、参加者さんから出た「シェアする」と言う言葉に、アメナルミチの役割を感じました。
参加者さんの発言は、「再利用が可能な廃材が手に入ったとして、それをどこにストックするか。場所が限られている都市部では、ストック場所はシェアするしかないですね。」
という趣旨のものでした。

農村部では(というか私の実家の集落では)1年で2回くらいしか使わないけどあるととっても便利、でも高価で自家用に買うには負担が大きすぎるし、保管場所も悩む機械==⇒「稲を収穫するコンバイン」
は、共同体で購入して保管場所を用意し、シェアしています。

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パーマカルチャーの先輩、昔のお百姓さんたちは、茅葺き屋根を葺くための茅の確保のために、共同の茅場を作って管理し、屋根の資材と生産場所をシェアしていました。
茅葺きの作業やその時のご飯の炊き出しも、多くの村の人達の力を借りて、一軒終わったらそのお家の人は別のお家の茅葺きを手伝って、、、というふうに、労働力もシェア。

この“シェアする”ということが起きるのが“共同体”で、アメナルミチというコミュニティも“共同体”として活躍していくのであれば、
“シェアする”ということはアメナルミチに含まれている役割としてヒントになるキーワードかもしれないと思ったのでした。

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学びを実践されている講師の先生と、参加者の皆さんとその手で作り出されていく菜園の狭間で、発見のある第1回目でした。

6月までの講座がどのようなものになるのか、楽しみです。
皆さん、第1回目、お疲れさまでした。今後もよろしくお願いします。